「推しのためにApple Musicで聴け」は本当に正しいのか?

■ 結論
「Apple Musicの方が1再生あたりの単価は高いが、Spotifyの方が再生数が伸びやすく、結果的に収益が高くなるケースも多い」 → 単純に「推しのためにはApple Musicで聴け」とは言い切れない。
■ 1. そもそも“1再生=いくら”ではない
Apple MusicもSpotifyも、
- 国・プランごとの収益プール
- Apple/Spotifyの取り分
- 各プランのユーザーの聴取傾向 によって 毎月ロイヤリティ単価が変動する。
つまり、 固定単価ではないため、単価比較だけで優劣は決められない。
■ 2. Apple Musicの方が単価は高い傾向
筆者のレーベルの実データでは、 Apple Musicの1ストリーム単価はSpotifyより高い。
しかし…
■ 3. Spotifyは圧倒的に再生数が多い
実際のデータでは、
- Spotifyの再生数がApple Musicの数倍
- 結果としてSpotifyからの収益がApple Musicの約2倍 というケースが確認された。
理由: Spotifyのユーザー数が圧倒的に多い(MAU7億超、有料2.8億)。
■ 4. コンテンツの種類によって結果は変わる
記事で紹介された例は「尺八」というニッチなジャンル。 グローバルで聴かれやすいためSpotifyが強かった可能性がある。
一方、 日本語のポップスなど“国内中心”のアーティストなら結果は変わる可能性が高い。
■ 5. まとめ
- Apple Musicは単価が高い
- Spotifyは再生数が伸びやすい
- どちらが“推しのため”になるかはアーティストの属性次第
- 単価だけで判断するのは誤り
- 実際の収益は「単価 × 再生数」で決まる


