【初心者でもわかる】法案・政令・条例とは?


ニュースや政治の話題でよく出てくる「法案」「政令」「条例」。
どれも“ルール”に関係する言葉ですが、実は決める人も効力の範囲もまったく違います。
この記事では、それぞれの意味と違いを初心者向けにわかりやすく説明します。
法案とは?
法案とは、「これから法律にしようとしている案」のことです。 国会で審議され、可決されると「法律」になります。
- 提出者:内閣(政府)または国会議員
- 審議する場所:国会(衆議院・参議院)
- 成立までの流れ:提出 → 審議 → 採決 → 可決 → 公布 → 施行
- 例:「子ども・子育て支援法案」「マイナンバー法案」など
(※法案は“まだ決まっていないルール”です)
政令とは?
政令とは、「法律を実際に動かすために、内閣が細かいルールを定めたもの」です。 法律の内容を補う役割があり、内閣が決めます。
- 制定者:内閣(政府)
- 根拠:憲法第73条(法律を実施するために政令を定める)
- 効力の範囲:全国
- 例:「元号を改める政令」「デジタル庁組織令」「労働者派遣法施行令」など
(※政令は“法律の補足ルール”です)
条例とは?
条例とは、「地方自治体が地域のために定めるルール」です。 都道府県や市町村が、それぞれの事情に合わせて作ります。
- 制定者:地方自治体(都道府県・市町村)
- 根拠:憲法第94条・地方自治法第14条
- 効力の範囲:その自治体の中だけ
- 例:「ごみ分別条例」「路上喫煙禁止条例」「観光振興条例」など
(※条例は“地域限定のルール”です)
3つの違いをまとめると?
| 区分 | 法案 | 政令 | 条例 |
|---|---|---|---|
| 決める人 | 国会(衆・参) | 内閣 | 地方自治体(議会) |
| 内容 | 法律にする前の案 | 法律を補う細かいルール | 地域の事情に合わせたルール |
| 効力 | 全国(法律になれば) | 全国 | 地域内のみ |
| 例 | 子育て支援法案 | 元号を改める政令 | 路上喫煙禁止条例 |
よくある疑問
Q. 法案と法律はどう違うの?
→ 法案は「これから決めるルール」、法律は「すでに決まったルール」です。
Q. 政令は勝手に決められるの?
→ 法律の範囲内でしか決められません。罰則をつけるには法律の委任が必要です。
Q. 条例でも罰則をつけられる?
→ 条例でも法律の範囲内なら罰則を設けることができます。
まとめ
- 法案は「法律になる前の案」、政令は「法律を補う細かいルール」、条例は「地域限定のルール」
- 決める人も効力の範囲も違う
- それぞれが役割分担しながら、社会のルールを作っている
このしくみを知っておくと、ニュースや選挙の話題がぐっとわかりやすくなります。
以上です!お疲れ様でした!


