【分かりやすく解説】なぜ「食料品の消費税ゼロ」で居酒屋だけが“悲劇”になるのか?5つのポイントをピックアップ

外食とスーパーの“差”が一気に広がるワケ
食料品の消費税をゼロにする案が話題になっている。 家計にとってはありがたい政策だが、居酒屋を中心とした外食産業には大きな打撃になる可能性がある。
その理由を、できるだけシンプルに整理してみよう。
1. 家で食べる方が圧倒的に安くなる
食料品が「消費税0%」になると、スーパーの総菜や弁当は今よりさらに安くなる。
一方で、
- 居酒屋の料理 → 消費税10%のまま
- お酒 → もちろん10%のまま
つまり、 “家で食べる vs 外で飲む” の価格差が一気に広がる。
→ 結果、節約志向の人は 宅飲みへ流れる。
🛒 2. スーパーの総菜が強すぎる時代
コロナ以降、スーパーは総菜に本気で投資してきた。
- イオン:専門チームが開発した“シェフ品質”の総菜を大量生産
- ドンキ:社内コンテストから生まれた人気総菜を全国展開
「安い・うまい・すぐ買える」 この三拍子が揃っている。
ここに “消費税ゼロ” が加わると、 居酒屋はさらに不利になる。
📉 3. 居酒屋はすでにギリギリの経営
多くの居酒屋チェーンは、
- 人件費の高騰
- 光熱費の上昇
- コロナ後の宴会需要の消失
などで、利益率は1%未満という店も珍しくない。
例えば記事では、
- 大庄(庄や):営業利益率0.6% と紹介されている。
ここからさらに客数が減れば、 値下げもできず、耐えられない店が続出する可能性が高い。
🍶 4. 外食だけ“税率10%”が取り残される構造
もし食料品が0%になれば、
- スーパーの弁当:0%
- コンビニの総菜:0%
- 居酒屋の料理:10%
- 居酒屋の酒:10%
という“二重構造”が生まれる。
居酒屋からすると、 「同じ料理なのに税率で負ける」状態になる。
🧾 5. 事務負担も増える
外食は「食料品」と「飲料(酒類)」が混在するため、 税率が変わるとレジや会計システムの変更が必要になる。
中小店にとってはこれも大きな負担。
🔍 まとめ:なぜ居酒屋が悲劇なのか?
ポイントを一言で言うと、
“家で食べる方が圧倒的に安くなるのに、居酒屋は値下げできない”
この構造が、居酒屋だけを直撃する。
消費者にとっては嬉しい政策でも、 外食産業にとっては生き残りを左右する大問題になるわけだ。
関連記事


