
よく聞く4種の油を比較
油はどれも同じように見えますが、脂肪酸の種類・酸化しやすさ・抗酸化成分が大きく異なり、健康への影響も変わります。 ここでは、日常的に使われる4種類の油を、健康面を中心に比較します。
1. オリーブオイル(特にエクストラバージン)
■ 健康面
- 主成分は オレイン酸(オメガ9)
- 酸化しにくく、動脈硬化のリスク低下と関連
- ポリフェノールが豊富で、炎症を抑える作用がある
- 心血管疾患の予防効果が最も研究されている油のひとつ
■ 向いている用途
- 生食(サラダ)
- 中温の炒め物
■ コスト
- 中〜やや高(500mlで600〜1,500円)
→ 健康重視なら最優先で選びたい油。
2. キャノーラ油(菜種油)
■ 健康面
- 一価不飽和脂肪酸が多く、バターより健康的
- オメガ3(α-リノレン酸)を少量含む
- ただし精製度が高く、抗酸化成分は少ない
- 高温で酸化しやすく、揚げ物を繰り返すと劣化が早い
■ 向いている用途
- 中温の調理
- コスパ重視の家庭料理
■ コスト
- 安〜中(1Lで300〜600円)
→ コスパと健康のバランスが良い“無難な油”。
3. サラダ油(大豆・コーンなどのブレンド)
■ 健康面
- オメガ6(リノール酸)が多い
- オメガ6は必須脂肪酸だが、現代人は摂りすぎになりやすい
- 過剰摂取は 慢性炎症・アレルギー悪化と関連
- 高温で酸化しやすく、劣化した油は健康リスクが高い
■ 向いている用途
- 揚げ物(短時間)
- 加工食品に多く使われる
■ コスト
- 安(1Lで300〜500円)
→ 使うなら“たまに・少量”。メイン油には向かない。
4. 葡萄油(グレープシードオイル)
■ 健康面
- ビタミンEが多く抗酸化作用はある
- しかし オメガ6が非常に多い
- 酸化しやすく、高温調理には不向き
- 生食で少量使う分には問題なし
■ 向いている用途
- ドレッシング
- 風味を軽くしたい料理
■ コスト
- 中〜高(500mlで700〜1,500円)
→ 風味は良いが、健康面では“中くらい”。
健康面での総合評価
| 油 | 健康性 | 炎症リスク | 酸化しにくさ | 加熱耐性 | コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| オリーブオイル | ◎ | 低い | 強い | 中温まで | 中〜高 |
| キャノーラ油 | ○ | 中 | 普通 | 中温まで | 安〜中 |
| サラダ油 | △ | 高い(摂りすぎ) | 弱い | 弱い | 安 |
| 葡萄油 | △ | 高い(オメガ6多) | 弱い | 弱い | 中〜高 |
結論:健康を優先するならこう使う
- メイン油:オリーブオイル(EVOO)
- コスパ重視の普段使い:キャノーラ油
- サラダ油・葡萄油:たまに・少量・用途限定
油は「何を選ぶか」よりも、 “どれをどれくらい使うか” が健康に直結します。











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