【日本の法律の穴】性犯罪者の再犯率は?日本と海外の再犯対策を比較してみた結果...


性犯罪は被害者の人生を大きく壊す重大犯罪。 そのため「再犯率はどれくらいなのか?」「出所後の管理はどうなっているのか?」という疑問は多くの人が持っている。
ここでは、日本の公式データと海外の対策を比較しながら、 現状をわかりやすくまとめる。
■ 日本の性犯罪者の再犯率はどれくらい?
法務省の統計によると、 性犯罪(強制性交等・強制わいせつなど)で有罪になった人のうち、 再び性犯罪を犯す割合は約10〜17% とされている。
ただし、ここには注意点がある。
● 性犯罪は“被害届が出にくい”
→ 実際の再犯は統計より多い可能性がある
● 初犯の段階で“前歴が表に出ていない”ケースもある
→ 再犯率が低く見える構造がある
つまり、 数字だけを見ると低く見えるが、実態はもっと高い可能性がある。
■ 日本の問題点:出所後の“追跡・監視”が弱い
日本では、出所後の性犯罪者に対して GPS監視や居住地制限は行われていない。
できることは主に以下だけ。
- 保護観察(期間限定)
- 住居地の届け出
- 警察による任意の見回り
しかし、これらは強制力が弱い。
● 住居地を虚偽申告しても把握が遅れる
● 保護観察が終われば監視はほぼゼロ
● 子どもが多い地域に住むことも可能
つまり、 「出所後の行動を完全に把握する仕組みはない」 のが現実。
■ 海外の対策はどうなっている?
国によっては、性犯罪者に対して非常に厳しい管理を行っている。
アメリカ:世界で最も厳しい管理制度
アメリカでは州によって異なるが、一般的に次のような制度がある。
● 性犯罪者登録制度(メーガン法)
- 氏名・住所・顔写真が公開される
- 住める地域が制限される(学校の近くは禁止など)
● GPS監視
- 足首にGPS装置を装着
- 行動範囲をリアルタイムで監視
● 住居・職場の制限
- 子どもが多い地域には住めない
- 特定の職業に就けない
再犯率を下げるための“強制的な管理”が徹底されている。
イギリス:警察による定期訪問と厳格な登録制度
- 性犯罪者は生涯にわたり登録が必要
- 警察が定期的に自宅を訪問
- 住所変更は3日以内に届け出必須
- 違反すると即逮捕
韓国:日本より厳しい公開制度
- 性犯罪者の顔写真・住所・年齢を公開
- 子ども関連施設の近くに住むことは禁止
- 電子足輪(GPS)を装着させるケースも多い
■ 日本と海外の違いをまとめると…
| 項目 | 日本 | 海外(例:米・英・韓) |
|---|---|---|
| 再犯者の住所公開 | × | ○(顔写真・住所公開) |
| GPS監視 | × | ○(米・韓で実施) |
| 居住地制限 | × | ○(学校周辺禁止など) |
| 警察の定期訪問 | △(任意) | ○(義務) |
| 生涯管理 | × | ○(国による) |
日本は 「出所後の管理が世界的に見ても非常に緩い」 というのが現実。
■ では、日本はどうすべきなのか?
この記事では意見は述べないけれど、 事実として次の点は多くの専門家が指摘している。
- 性犯罪は“依存性”があるケースが多く、再犯リスクが高い
- 被害届が出にくいため、統計より実態は多い
- 出所後の監視が弱いと、再犯を防ぎにくい
- 海外では“強制的な管理”が再犯防止に一定の効果を出している
つまり、 日本の制度は「被害者を守る」という観点で見ると、まだ改善の余地が大きい。
■ まとめ:数字より“実態”を見ることが大事
- 日本の再犯率は10〜17%とされる
- しかし、性犯罪は被害届が出にくく、実態はもっと高い可能性がある
- 日本は出所後の管理が海外に比べて非常に緩い
- 海外ではGPS監視・住所公開・居住地制限などが一般的
- 再犯防止には“出所後の管理”が重要


