【衝撃】現代の10代のスマホ依存率

写真:厚生労働省
目次
■ はじめに:10代のスマホ依存が深刻化
10代のスマホ・SNS依存が、いま大きな社会問題として浮かび上がっている。国立病院機構久里浜医療センターの調査では、
10〜20代の6%が「病的使用」の疑いと判定された。他の年代が0〜1%台であることを考えると、若年層の依存度は突出して高い。
10代は、勉強・部活・恋愛・友人関係など、人生の基礎となる感性が育つ大切な時期だ。その時期にスマホやSNSへの依存が進むことは、
将来の生活や人間関係に影響を及ぼす可能性がある。
■ SNS依存が若者に集中する理由
1. 脳が依存しやすい時期
10代の脳はまだ発達途中で、刺激に敏感だ。SNSの「いいね」「通知」「短い動画」はドーパミンを強く刺激し、依存を加速させる。
2. 孤独や不安の受け皿になりやすい
久里浜医療センターは、SNS依存の背景に孤独感・対人不安・居場所の不足があると指摘している。
3. スマホが生活インフラ化している
MMD研究所の調査では、81.1%が「スマホがないと困る」と回答。生活の中心にスマホがあるため、依存に気づきにくい構造がある。
■ 依存がもたらす生活への影響
病的使用が疑われる若者のうち、
- 27%が家族に暴言・暴力を振るった経験がある
- 19%が家族から暴言・暴力を受けた
- 6%が30日以上の不登校
- 5%が半年以上の引きこもり
SNS依存は、単なる「使いすぎ」ではなく、家庭・学校・心の健康に影響するレベルに達していることがわかる。
■ 男女差と依存ジャンルの違い
MMD研究所の調査では、「かなり依存している」と答えた割合は以下の通り。
- 男性10代:39.9%
- 女性10代:33.6%
- 女性20代:32.6%
依存ジャンルを見ると、男性10代は動画視聴、女性10代・20代はSNSが中心と、性別で依存の種類が異なる点も特徴的だ。
■ 感性が育つ時期にスマホ依存が起きると何が起こるのか
10代は、
- 友達と遊ぶ
- 恋愛する
- 部活で汗を流す
- 勉強で悩む
- 自分の価値観を作る
こうした“生きた体験”が感性を育てる。
しかし、SNS依存が進むと、
- 集中力の低下
- 自己肯定感の低下(比較文化)
- リアルな人間関係の脆弱化
- 学業・睡眠への悪影響
- 将来の依存症リスクの増加
これらは大人になってから取り返すのが難しい部分でもある。
■ どう向き合うべきか──禁止ではなく「使い方の教育」へ
スマホやSNSは、もはや生活から切り離せない。だからこそ必要なのは「禁止」ではなく、使い方の教育だ。
● 家庭・学校で「適切な使い方」を教える
SNSの危険性だけでなく、どう使えば安全かを学ぶことが重要。
● SNS以外の楽しさを増やす
部活、趣味、友達との遊び、恋愛。リアルの充実が依存を減らす。
● 大人が“奪われない生活”を見せる
子どもは大人の背中を見て育つ。大人がスマホに支配されていない姿を見せることも大切。
■ まとめ:10代の未来を守るために
10代は、人生の土台が作られる時期。その時期にSNS依存が進むことは、将来の人間関係・学業・仕事・心の健康に影響を与える可能性がある。
だからこそ、「スマホを取り上げる」ではなく、「人生を豊かにする使い方」を一緒に考えることが必要だ。
若者が本来持つ感性や可能性を、スマホ依存によって奪われないようにするために。


