【悲報】ニュージーランド、2050年までに野ネコ根絶へ

  • X
ジュン

ニュージーランド政府が、2050年までに野生化したネコ(ノネコ)を根絶する方針を示し、国内外で大きな議論を呼んでいます。ノネコは在来種の鳥類を脅かす主要な捕食者とされ、政府は生態系保全のために大規模な駆除計画を進める必要があると判断しています。

在来種を脅かす“外来の捕食者”

ニュージーランドには、もともと哺乳類の捕食動物がほとんど存在しませんでした。そのため、飛べない鳥や地上で巣を作る鳥が多く、外来の捕食者に非常に弱い生態系が形成されています。
ノネコは人間の管理下を離れて野生化した存在で、自然保全省の推計では250万〜800万頭が生息しているとされています。これらのノネコによって、約200種の在来鳥類が絶滅の危機にさらされているといいます。

駆除の現場では“しぶとい個体”も

北島で駆除活動を行う男性は、12年間で約500頭を駆除したと語っています。それでも捕獲を逃れ続ける個体が数頭おり、監視カメラに映るものの罠には近づかないなど、非常に警戒心が強いケースもあるといいます。

政府の強い危機感

ノネコ駆除を担当するタマ・ポトカ自然保全相は、「彼らは冷徹な捕食者だ。ノネコを含む捕食動物のために、我々は約2500万羽の在来鳥を失っている」と述べ、生態系保全のための対策が急務であると強調しています。
動物保護団体SPCAも、在来種を守るための措置として駆除を容認する姿勢を示しています。

“猫は迷惑なのか”という誤解

今回のニュースは衝撃的に見えますが、重要なのは猫そのものが悪いわけではないという点です。
ノネコは本能のままに狩りをしているだけで、問題の本質は「人間が持ち込んだ外来捕食者が野生化したこと」にあります。
生態系との相性が悪い地域では、猫が強すぎる捕食者になってしまう──それがニュージーランド特有の事情です。

政府は来月、より詳細な駆除計画を発表する予定で、今後も議論が続くとみられます。

Follow me!

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です