【初心者でもわかる】財政の硬直化とは?


自由に使えるお金が減り、政策の選択肢が狭くなる問題
日本の財政を語るときによく出てくる言葉が 「財政の硬直化」 です。
専門的に聞こえますが、実はとてもシンプルな問題で、 「国の予算のうち、自由に使える部分がどんどん減っている」 という状況を指します。
1. 財政の硬直化とは
国の予算の中で、
・法律で必ず支出しなければならないお金
・社会保障
など、減らすことが難しいお金 が増えすぎて、 政府が自由に使えるお金(裁量的経費)が少なくなる状態 のことです。
2. なぜ硬直化が起きるのか
主な原因は次の3つです。
① 社会保障費の増加
・高齢化で医療・介護・年金の支出が増加
・毎年1兆円規模で増え続けている
→ 国の支出の3割以上が社会保障に
② 国債費(借金の返済)の増加
・過去の借金が積み上がり、利息と返済が増える
・金利上昇で負担がさらに重くなる可能性
③ 法律で義務づけられた支出の多さ
・地方交付税
・公務員給与
・年金の国庫負担
など、削れない支出が多い
3. どれくらい自由に使えるお金が少ないのか
日本の一般会計(約110兆円)のうち、 自由に使える「裁量的経費」は約1〜2割程度 と言われています。
つまり、 予算の8割以上は“固定費”として縛られている ということです。
4. 財政の硬直化がもたらす問題
自由に使えるお金が少ないと、次のような問題が起きます。
・新しい政策にお金を回しにくい
・景気対策がしにくい
・防災・教育・子育て支援などの投資が遅れる
・国の借金がさらに増えやすくなる
・将来世代の負担が重くなる
つまり、 国の選択肢がどんどん狭くなる のが最大の問題です。
5. 財政の硬直化を改善するには
解決策としてよく議論されるのは次の3つです。
① 社会保障制度の見直し
・医療費の効率化 ・年金制度の持続性確保 ・介護の負担軽減と効率化
② 税収の安定化
・経済成長による税収増
・税制改革
・消費税や所得税の議論
③ 歳出改革
・無駄な支出の削減
・デジタル化による行政効率化
・公共事業の見直し
ただし、どれも簡単ではなく、政治的な調整が必要です。
まとめ
財政の硬直化とは、 国の予算の大部分が固定費に縛られ、自由に使えるお金が減っている状態 のことです。
・社会保障費の増加
・国債費の増加
・義務的経費の多さ
これらが原因で、 新しい政策や未来への投資が難しくなるという大きな課題です。
以上です!お疲れ様でした!


